6月11日(月)に中伊豆ラジオが放送されました。
今回のゲストは「(有)芳野屋商店 代表取締役 塩谷 順弘(まさひろ) 様」にお越しいただきお話しをお伺いしました。
塩谷さまはラジオメンバ内田氏のお言葉をお借りすると「わさび屋さん」。もちろん、われらが内田氏も「わさび屋さん」。お二人ともわさびを育てている農家さんではありませんが同じわさび加工業界にいます。それでも、いや、それがゆえにか仲良しのお二人の姿が、普段東京で暮らすパーソナリティ片岡氏の目には新鮮に見えたようで、「ライバルにあたる商売なのに仲良しなの?」という素朴な質問から始まりました。
多少の形態の違いはあれども同じ業種にあれば一般的には『競合・ライバル』とくくってしまいがちですが、お二人があっさりとごく自然に「同業者仲が良いよ。敵とは思わないよ」とおっしゃる姿に、私も驚かせられました。
世界農業遺産に認定されてから盛り上がりを見せているわさび業界。お二人がつくる「わさび漬け」には直接的な影響はないそうですが、より多くの方々にわさびが理解されて皆が盛り上がってくれるのはいいことだとおっしゃる姿に「中伊豆好きだわ」と思ってしまうのは私だけではないはず。
その流れから塩谷さまから突然された「天城さんの標高はご存知ですか?」という質問に、ラジオメンバは正解ナシ。天城山は、日本百名山に認定されています。日本百名山に選ばれる山々の基準は標高2千メートル以上。その中で実は天城山の標高は1,400メートルほどだそうです。選出ポイントは標高重視ではなく、その山が持つ品格であったり地元で崇められてきたという文化が関係しているそうです。
塩谷さまはご趣味で登山をなさるそうです。3,000メートル級の南アルプスを登りながら、標高1,500メートルもない山から、キャニオニングや沼津まであれだけの水量を保って流れる狩野川がうまれることが不思議になったそうです。
天城山の降水量が多いことは有名ですが、伊豆半島のひとつの山だけで沼津まで流れていくその不思議。(狩野川は、唯一北に流れる川です)。雪解け水でもなく、南アルプスのように3,000メートル級の山が5つあるわけでもないのにこの豊富な水量を保てるのはなぜなのか?軽石層に水が染み入って(水が溜まって一気には出ない)・・・など塩谷さまの仮説をお話いただき「これは死ぬまでに考えたいこと」とおっしゃっていました。また、「こうして考えているうちに改めて、自分たちの生活が天城山の恵みで成り立っているということを考えた」とも。
解明されていらっしゃる方がいたらぜひ協議会までご連絡ください!!
ところで、塩谷さまは、伊豆市観光協会の副支部長を兼務されております。そして現在絶賛企画中の【萬城の滝祭り】は8月5日(日)です。
今年で32回目を迎える【萬城の滝祭り】。
昨年は1,500人のお客さんが見え、年々恒例行事として定着してきました。1日遊べるイベントとして楽しめます。昨年は、伊豆総合高校の太鼓イベント、書道パフォーマンスなどが行われ大変賑わったそうです。
「中伊豆は観光地として外れている分、まず地元の人たちが楽しめる、地元の方たちが盛り上がるものにしたい。近隣の方々にきてもらえるのがありがたい。中伊豆に住んでいてよかったなと思ってもらいたい」と優しい目でお話してくださる塩谷さまが印象的でした。
当日は無料シャトルバスでの送迎もあります。萬城の滝キャンプ場の体験等がメインステージでキャンプサイトが体験エリアに変わります。
あの場所で、お祭りがあるなんてなんて楽しみな!
今から家族で遊びに行くのを楽しみにしています!
芳野屋商店様ウェブサイト(商品のご注文もできますますよ)
http://www.wasabi-pro.co.jp/about/about.html
毎週月曜日14:15~15:15まで「中伊豆ラジオ」を聴いてくださいね!お楽しみに!
(レポート:園屋)