5月28日(月)に中伊豆ラジオが放送されました。
今回のゲストは「八岳地域づくり協議会 浅田 郁夫 様」にお越しいただきお話しをお伺いしました。
中伊豆地区には八岳地域という場所があります。中伊豆地区の中でも天城山に囲まれた緑深い場所にあり、萬城の滝や筏場(いかだば)を育む豊かな清流を有する美しい地区です。その場所をもっと多くの方に知ってもらうため「住んで良し訪れて良しの八岳」を掲げて平成28年11月に設立されたのが『八岳地域づくり協議会』となります。
地域の人が集う場所つくり、地域内外の交流、そして地域と資源の整備(地域文化・わさび・伝統芸能など)を主な活動としています。今年2月には「わさびモニターツアー」を開催し、都内の大学生他多くの参加者が集い大盛況でした。八岳地域の名所・史跡、筏場をめぐり郷土料理を食しました。世代間の広がりもあったので、それぞれのニーズに合わせて観光客を上手に受け入れるための課題が浮き上がる良い機会となったそうです。
ユネスコに認定された世界農業遺産「静岡水わさびの伝統栽培」の代表格として知名度が増した筏場についても、「問合せは増えたけれど、受け入れ態勢が整っていない」ことを課題にあげお話いただきました。筏場は観光用のわさび沢ではなく(地元では”わさび田”ではなく”わさび沢”と呼びます)実際にわさび農家さんの仕事場です。そのため、多くの方が観光として足を踏み入れることにより現在の美しいわさび沢を守れなくなる恐れがあるのです。万が一自然が壊され、水や地下水の流れが変われば清流を栄養として育つわさびの品質の影響が出ます。
景観と環境を守ることが優先である一方、多くの方に筏場の魅力、八岳地域の魅力を知ってもらうため、現在、農家さんと住民の方からヒアリングを行いつつ課題を拾いあげ解決できるように活動されています。「地元の生活に支障をきたさぬようバランスをとることが難しい。課題とどう向き合っていくのかこれから考えていきたい」とお話くださりました。
他、今年度は地域整備に力を入れているそうです。現在、山桜を植えています。山桜は病気や害虫被害に強く、成長した山桜は薪木やチップになることから選んだそうです。戸倉野地域に23本植えたとのことで「5年後には見られるはず」とおっしゃっていました。他にも、2020年オリンピック開催に向けてサイクリストへのおもてなしとして、萬城の滝に自転車ラックや「ワサビ葉クッキー」を用意するそうです。
八岳地域では6月9日(土)に「おかっこ祭り」を開催します。
夜、天然のホタル観賞をするイベントですが、日中は、竹灯籠を作ったり、人形劇を見たり、彩り美しい郷土料理の「原保寿司」をいただきます。他、わさびの茎が入ったわさびいなりやわさび丼(コメを窯で炊く)がいただけます。暗くなったら、線香花火大会を行います。線香花火は横にすると長持ちする!!そうで(平均2本以上。特に日本製の線香花火は長持ち)昨年度は想像以上に長持ちしたのでホタルを見に行く時間が押してしまったそう。
今年は、中伊豆農山漁村振興推進協議会が開催する「中伊豆自然学びの里」イベントも「おかっこ祭り」に合流させていただきます!! 蛍の数は増えてきているそうです。水がきれいになり葦も増えホタルの住処が増えたのではとおっしゃっていました。
八岳地域づくり協議会様でも地域のマップを作成しております。
FMISにて「ピリッと八岳」毎月、最終月曜日、午後0時45分よりの15分間放送中です。
浅田さまとラジオレギュラーメンバの内田氏・石井氏は八岳小学校の同級生。通じ合っているのはもちろんのこと、協議会名は別であれ、中伊豆を皆で盛り上げていこうという趣旨は変わらず、みなさんの想いに、少し若手の私は刺激を受けました。
浅田様、またお話を聞かせてください。
そして「おかっこ祭り」楽しみにしています!
次回中伊豆ラジオは生放送です!!
毎週月曜日14:15~15:15まで「中伊豆ラジオ」を聴いてくださいね!お楽しみに!
(レポート:園屋)